所有権 しょゆうけん |
モノの持ち主が持つ権利です。不動産や車などのように持ち主が登録されているモノはもちろん、時計や本などの持ち主にも所有権はあります。所有権は権利の中でも最も強い権利です。 |
推定相続人 すいていそうぞくにん |
自分の死後、自分の財産を引き継ぐ権利を持っている人のことです。相続は自分の死とともに始まるので、自分が生きている間は、その人たちのことを推定相続人と呼びます。 |
成年後見制度 せいねんこうけんせいど |
精神上の障害によって、物事を判断する能力が低下してしまった人を守るための制度です。家庭裁判所が家族や専門家などの後見人を選任します。後見人は、判断能力が劣ってしまった人の財産や生活を管理します。本人あるいは、その家族が家庭裁判所に請求することで本当に管理が必要かどうか、管理する人をだれにするかなどを判断してくれます。これを後見開始の審判といいます。 |
相続 そうぞく |
亡くなった人の財産とそれに伴ういっさいの権利や義務を亡くなった人と一定の親族関係にある人(相続人)が引き継ぐことです。ただし、亡くなった人が持っているモノでも、その人の専属のモノは引き継ぐことができません。たとえば、運転免許証や資格などがそれにあたります。 |
相続欠格 そうぞくけっかく |
推定相続人や相続人が、この制度で決められている禁止事項をやってしまった場合、なんの手続もなく、法律上当然に相続する権利を失わせる制度のことです。相続人の廃除と違って、禁止事項をしてしまったことが判明したと同時に、財産を引き継ぐ権利を失います。この場合の禁止事項には、早く財産を手に入れようとして自分の親を殺害してしまったり、家族が殺害されていることを警察に言わなかったりなどがあります。また、故人が書いた遺言書を隠したり、あるいは自分に有利になるように脅して遺言書を書かせたなども禁止事項にあたります。 |
相続権 そうぞくけん |
亡くなった人の財産を引き継ぐことができる権利です。 |
相続財産 そうぞくざいさん |
広い意味でいうと、亡くなった人が持っていたもの(免許や資格などを除いて)は、すべて相続財産です。しかし、家財道具の一つ一つ、衣類の一枚一枚をすべて誰が引き継ぐのかを決めることは大変です。そこで、引継ぎの対象となる財産のことを、狭い意味での相続財産と呼びます。相続財産には、プラスの財産(現金、預貯金、不動産など)とマイナスの財産(借金、滞納した税金、保証債務など)とがあります。 |
相続人 そうぞくにん |
亡くなった人と血縁関係にあり、その人の財産を引き継ぐ権利を持つ人のことです。この権利を持つ人は、法律で決められており、これを法定相続人と呼びます。法定相続人には第一位から第三位まで順位がつけられており、順位の若い人が先に死亡したり、相続権を放棄した場合に、次の順位の人に相続権が移ります。故人の配偶者は必ず相続人になります。そして、配偶者と共に相続人となるのが第1順位として故人の子、第2順位として故人の両親、第3順位として故人の兄弟姉妹となります。 |
相続人廃除 そうぞくにんはいじょ |
自分の死後、自分の財産を引き継ぐ権利をもつ人たちの中に「コイツにだけは財産を引き継がせたくない。」という人がいる場合に家庭裁判所へ請求して、その人の財産を引き継ぐ権利を奪う制度です。ただし、その人の相続権を奪うには、次の3つの条件が決められています。 ①自分を虐待したこと②自分に重大な侮辱を加えたこと③権利を奪いたい人物に①②以外で相当な非行があったこと。これらのうち一つでも当てはまり、家庭裁判所が認めれば、その人から相続権を奪うことができます。ただし、自分の兄弟姉妹に関しては権利を奪うことができません。もし、兄弟姉妹に財産を引き継がせたくないということであれば、遺言書にその旨を書いておけば、兄弟姉妹は遺留分を請求できる権利がないため、結果として相続する権利を奪うことができるからです。 |
相続の開始 そうぞくのかいし |
相続は、人が亡くなった時から始まります。相続を別の言葉で表すならば「引継ぎ」「承継」と置き換えることができます。仕事の引継ぎとちがい、相続の場合は、財産の引継ぎ日を事前に決めるわけにはいきません。そこで、いつをもって財産が引き継がれるのかという基準をその人が亡くなった時としたのです。 |
相続分 そうぞくぶん |
相続人が何人もいた場合に、だれが、どれだけ引き継ぐのかという割合のことです。自分の取り分といったところでしょうか。相続分には、故人によって決められた指定相続分と法律で決められている法定相続分がありますが、故人の指定が最優先となります。指定がない場合は法定相続分を参考に、相続人みんなの話し合いによって決めることになります。法定相続分どおりにしなくても、みんなが賛成すれば問題はありません。 |
相続放棄 そうぞくほうき |
亡くなった人の財産を引き継ぐ権利を自ら手放すことです。相続放棄は、限定承認と同じく故人の死を知った時から3ヶ月以内に決めなければいけません。さらに家庭裁判所に申し出なければいけません。ただし、限定承認とちがうところは、相続人が何人かいる場合でも、自分1人で放棄するかどうかを決めることができます。一度放棄してしまうと、取消すことはできません。 |
贈与 ぞうよ |
「贈与」と聞くと、人にプレゼントを贈るのと同じような印象を受けますが、実は「あげますよ」「もらいます」という契約をしていることになります。この契約はお互いが合意していれば、口約束でも成立します。ただし、書面に書き残していない口約束は、いつでも取り消すことができます。たとえば、親が子に「この家をあげよう」と言い、子が「ありがとう」と言えば贈与契約の成立です。その後、「やっぱり、あげるのやめた」と言えば贈与契約は取り消されたことになります。 |